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遠藤講座③ 素晴らしい内容でした。

遠藤講座③終了しました。

今回の講座もとても良かったです。

今回のお話は、日本の教育制度が国によってかなり独占的に管理
されたものという側面が浮き彫りになった衝撃的なものでした。

遠藤先生は日本の教育制度について語ったのではなく、
ドイツの私立学校の法制度の成立過程について
お話下さったのですが…。

私の頭の中は、「あぁ、なぜ日本ではドイツのような改革の風が
吹かなかったのかなぁ」と自分勝手な溜息をついていました。

考えてみれば1919年に始まるヴァルドルフ学校の40年も前から、
シュタイナーの言論活動は始まっていましたし、社会的にも
一定の影響を与えていたのでしょうから。

ナチスの台頭によって、学校の解散を命じられるなどの苦難の
道の経験から、「国家による教育の独占」の恐ろしさが身に染みて
いたでしょう。
何としてもこのような歴史は繰り返さないというゆるぎない信念が
「私立学校を設置する権利」の条文化となったのですね。

「私立学校」の概念そのものが、日本のそれとは大きく違うのです。

ドイツでは、「国家による学校独占があってはならない。教育の
硬直化を防ぐ意味から、私立学校の自由さは重要。」
私立学校(自由学校)=教育全体を改善する「刺激」となる機能
でありその意味で重要な「公益的制度」である。
私立学校には、「自由な精神生活の組織」として、自主性を発揮する
ための「生活空間」の保障が不可欠である。又教師の「完全な教育上
の自由」「独自の教員養成と自由な教員選択の権利」などが保障される
べき。

  
 このような議論が巻き起こる中で、現在のような私立学校法制が
整備されてきたということです。この過程には、本当に多くのヴァルドルフ
学校関係者の熱心な働きがあったということがよくわかりました。

国が検定した教科書しか使えない、私立学校の教師も国家資格の
教員免許が必要、厳しい基準に達しない学校には一円も助成金がない、
という日本の国家管理型の現状を見ると、ため息が出ます。

こういう視点からの研究は日本では遠藤教授のほかにはいないのでは
ないかとのこと、今後の日本の教育を考える上で、非常に大切な視点
であることは間違いありません。

 次回は3月に4回目を予定しています。お楽しみに。
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