10月のひらいて講座のご報告
10月23日(日)、オイリュトミー体験講座を開催しました。
今回、前半に親子の体験を考えていましたが
残念ながら親子の申し込みが無かったため
子どものオイリュトミーを大人が体験したのち
オイリュトミーとはどういうものかという甲原先生のお話や
質問をしたりする時間にさせていただきました。
後半は予定通り、大人のオイリュトミーを体験しました。
この日の参加者は10名。
シュタイナー幼児教育に長く関わってこられた方や
現在劇団に所属されているという若い男性の参加もあり
新しい出会いとともに凝縮された時間を過ごすことができました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
■子どものオイリュトミーを大人が体験する
季節は秋。こどものオイリュトミーのテキストは
「おばけリンゴ」(ドイツ/ヤーノシュ/矢川澄子 訳)
甲原先生も、リンゴをイメージして真っ赤なオイリュトミードレスでした。
子どもは模倣の時代ということですので
事前説明はせずに、とにかく先生の真似をさせるそうです。
甲原先生のお話に合わせて私たちもオイリュトミーで表現しました。
私は「おばけリンゴ」は初めて聞くお話だったのですが
先生の語りがとても上手で振り付けも面白い。
お話の世界に自分が巻き込まれ、登場している錯覚が生まれます。
聞きながら話している感じがします。
しばらくやっているうちに、だんだんと覚えてきます。
何を覚えるかというと、例えば、「A」のオイリュトミーは
受け入れることや喜びを表現しますが、
"おおきなおおきなりんごがなり、とっても嬉しくなりました"
というような場面になると、身体が自然に「A」をとるようになりました。
これって、「嬉しい時は笑う」とか、「悲しい時は泣く」とか、
自分の感情の表し方を、模倣により学ぶ子どもそのもの?
色んなことを、模倣により覚えてきたであろう自分に
改めて出会った瞬間でした。
■オイリュトミーについてのお話
オイリュトミーは、ドイツ語の「オイ=美しい」と「リュトミー=リズム」の造語です。
オイリュトミーとは、シュタイナーが「老若男女問わずできる運動はないですか?」と周囲に求められ、奥様と共に考案した身体芸術です。
オイリュトミーにはどんな効果がありますか?と保護者に質問された際に甲原先生は「どんな効果を求めて、お子さんと美術館に行かれますか?それと同じだと思います」と答えられるそうです。
オイリュトミーのテキストは、まずは季節を意識し選びます。
春は芽吹きや花のイメージ、夏はエネルギーの開放、秋はエネルギーを放出しきってから収穫を迎え、そして冬は春へむけた準備というように、子供たちが季節を感じられ、また次の季節につながるようなものを選ぶということです。
例/春→「ねっこぼっこ」
(ドイツ/ジビュレ・フォン・オルファース/秦 理絵子 訳)など
音楽は、日々、意識しながらフレーズを集めたり、作曲もされているそうです。
「オイリュトミーの公演があれば是非見てみたい」との意見が出ました。
最近仙台ではオイリュトミーの本格的な公演は行われていないようです。
先生も、発表会は行っても公演はされていないそうですが、
要望があれば、とのことでしたので、今後考えていければと思いました。
■大人のオイリュトミー
銅の球「クーゲル」をまわし、全員の熱を肌で感じます。
他の人の熱に、自分の熱が交わっていくのを感じます。
渡すのと同時に受け取ります。
与えることは、受け取ることであると意識します。
EVOE「エヴォエ」
ピアノに合わせて天使の挨拶を行いました。
他の人と交わり、そっと肩に触れて挨拶をしました。
E(イー)は交わりを表し、
VO(フォー)は恵みを相手に降り注ぐイメージです。
最後は自分の胸の前で腕を交差し、Eをとります。
木の球のクーゲルも今回初めて使いました。
銅のクーゲルと同じように全員の熱を感じ、
勝手に動く木の球に私たちがくっついていくような動きで
人と人の間を通り、出会い、元に戻る動きをしました。
不思議だったのが、適当に4人ずつに分かれる場面が
2度あったのですが、2度とも同じメンバーだったこと…。
テーマがEVOEだっただけに、何かを感じざるをえません。
EVOE=天使の挨拶
出会いと交り、そして与えることは受け取ること
心を込めて繰り返し、とても心地良く感じました。
甲原先生の講座を受けるのは3度目でしたが、
いつも違う内容で、オイリュトミーの奥深さに驚くばかりです。
初めは”不思議なもの”というイメージでしたが
3度目となると、マイナーだから”不思議なもの”なだけで、
これを「体操」と捉えたとき、日常的に行われるものだとしたならば、
日本のラジオ体操よりも断然いいんじゃないかしら??
と、思うようになりました。
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次回のひらいて講座は
12月18日(日)紫波町オガールにて
13:30~15:30
「シュタイナー教育による水彩画(ぬらし絵)体験講座」です。
詳しく決まりましたらまたご案内いたします。
今回、前半に親子の体験を考えていましたが
残念ながら親子の申し込みが無かったため
子どものオイリュトミーを大人が体験したのち
オイリュトミーとはどういうものかという甲原先生のお話や
質問をしたりする時間にさせていただきました。
後半は予定通り、大人のオイリュトミーを体験しました。
この日の参加者は10名。
シュタイナー幼児教育に長く関わってこられた方や
現在劇団に所属されているという若い男性の参加もあり
新しい出会いとともに凝縮された時間を過ごすことができました。
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■子どものオイリュトミーを大人が体験する
季節は秋。こどものオイリュトミーのテキストは
「おばけリンゴ」(ドイツ/ヤーノシュ/矢川澄子 訳)
甲原先生も、リンゴをイメージして真っ赤なオイリュトミードレスでした。
子どもは模倣の時代ということですので
事前説明はせずに、とにかく先生の真似をさせるそうです。
甲原先生のお話に合わせて私たちもオイリュトミーで表現しました。
私は「おばけリンゴ」は初めて聞くお話だったのですが
先生の語りがとても上手で振り付けも面白い。
お話の世界に自分が巻き込まれ、登場している錯覚が生まれます。
聞きながら話している感じがします。
しばらくやっているうちに、だんだんと覚えてきます。
何を覚えるかというと、例えば、「A」のオイリュトミーは
受け入れることや喜びを表現しますが、
"おおきなおおきなりんごがなり、とっても嬉しくなりました"
というような場面になると、身体が自然に「A」をとるようになりました。
これって、「嬉しい時は笑う」とか、「悲しい時は泣く」とか、
自分の感情の表し方を、模倣により学ぶ子どもそのもの?
色んなことを、模倣により覚えてきたであろう自分に
改めて出会った瞬間でした。
■オイリュトミーについてのお話
オイリュトミーは、ドイツ語の「オイ=美しい」と「リュトミー=リズム」の造語です。
オイリュトミーとは、シュタイナーが「老若男女問わずできる運動はないですか?」と周囲に求められ、奥様と共に考案した身体芸術です。
オイリュトミーにはどんな効果がありますか?と保護者に質問された際に甲原先生は「どんな効果を求めて、お子さんと美術館に行かれますか?それと同じだと思います」と答えられるそうです。
オイリュトミーのテキストは、まずは季節を意識し選びます。
春は芽吹きや花のイメージ、夏はエネルギーの開放、秋はエネルギーを放出しきってから収穫を迎え、そして冬は春へむけた準備というように、子供たちが季節を感じられ、また次の季節につながるようなものを選ぶということです。
例/春→「ねっこぼっこ」
(ドイツ/ジビュレ・フォン・オルファース/秦 理絵子 訳)など
音楽は、日々、意識しながらフレーズを集めたり、作曲もされているそうです。
「オイリュトミーの公演があれば是非見てみたい」との意見が出ました。
最近仙台ではオイリュトミーの本格的な公演は行われていないようです。
先生も、発表会は行っても公演はされていないそうですが、
要望があれば、とのことでしたので、今後考えていければと思いました。
■大人のオイリュトミー
銅の球「クーゲル」をまわし、全員の熱を肌で感じます。
他の人の熱に、自分の熱が交わっていくのを感じます。
渡すのと同時に受け取ります。
与えることは、受け取ることであると意識します。
EVOE「エヴォエ」
ピアノに合わせて天使の挨拶を行いました。
他の人と交わり、そっと肩に触れて挨拶をしました。
E(イー)は交わりを表し、
VO(フォー)は恵みを相手に降り注ぐイメージです。
最後は自分の胸の前で腕を交差し、Eをとります。
木の球のクーゲルも今回初めて使いました。
銅のクーゲルと同じように全員の熱を感じ、
勝手に動く木の球に私たちがくっついていくような動きで
人と人の間を通り、出会い、元に戻る動きをしました。
不思議だったのが、適当に4人ずつに分かれる場面が
2度あったのですが、2度とも同じメンバーだったこと…。
テーマがEVOEだっただけに、何かを感じざるをえません。
EVOE=天使の挨拶
出会いと交り、そして与えることは受け取ること
心を込めて繰り返し、とても心地良く感じました。
甲原先生の講座を受けるのは3度目でしたが、
いつも違う内容で、オイリュトミーの奥深さに驚くばかりです。
初めは”不思議なもの”というイメージでしたが
3度目となると、マイナーだから”不思議なもの”なだけで、
これを「体操」と捉えたとき、日常的に行われるものだとしたならば、
日本のラジオ体操よりも断然いいんじゃないかしら??
と、思うようになりました。
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次回のひらいて講座は
12月18日(日)紫波町オガールにて
13:30~15:30
「シュタイナー教育による水彩画(ぬらし絵)体験講座」です。
詳しく決まりましたらまたご案内いたします。
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